ふくおかの食で
健康メニュー
【冬】いもチーごはん&飛鳥鍋
- ライフステージ
- 妊産婦期
- 健康課題
- 胎児の正常な発育・授乳期の栄養管理
- ①いもチーごはん
- ②飛鳥鍋
- ③卯の花コロッケ
- ④かぶの酢の物
- ⑤キウイフルーツ
|
健康豆知識
【各ライフステージにおける健康課題や食習慣について】
・妊娠・授乳期には、胎児や乳児の成長のために母体から大量のカルシウムが供給されます。授乳期には、乳児がおっぱいを吸うことが刺激になり、PTHrPというホルモンが分泌されて、母体の骨からのカルシウムの供給を促進します。そのため、授乳期には一時的に骨密度が低下しますが、断乳後に緩やかに回復します。
・ところが、妊娠前に極端にやせていた人は、元々の骨密度が低いため、授乳期の骨密度低下により骨粗鬆症を発症し、まれですが背骨の骨折をおこしてしまうこともあります。
・妊娠前に適正な体重を維持し、骨を作るのに必要なカルシウム、ビタミンD、ビタミンKなどの栄養素をバランスよく摂取することが重要です。
【献立のポイントと福岡県産食材の紹介】
・主食は、揚げたじゃがいもとチーズのバランスがいい、いもチーごはんにしました。
・妊産婦は、しっかりと食事を摂り、エネルギーや栄養素を補給することが大切です。主菜は良質なたんぱく質である鶏肉や野菜類をたっぷりと加え、牛乳と甘みそで味を調えた飛鳥鍋としました。乳製品を用いることで、妊産婦には欠かせないカルシウムを強化することができます。
・副菜は、食物繊維が豊富なおからやごぼうにきくらげを加え、コロッケにしました。きくらげなどのきのこ類には骨の形成に欠かせないビタミンDが豊富に含まれています。また、揚げ物にすることで、和食で少なくなりがちな脂質のバランスを整えることができます。
・キウイフルーツは、果物の中でもビタミンCが豊富で、風邪などの予防として取り入れたい食材です。
栄養価
栄養素 | ー1食当たりの摂取基準 | 本メニュー1食当たりで摂取できる量 |
---|---|---|
エネルギー量 | ー | 807kcal |
たんぱく質 | ー | 39.5g |
脂質 | ー | 22.0g |
炭水化物 | ー | 111.0g |
飽和脂肪酸 | ー | 7.31g |
食物繊維 | ー | 15.8g |
食塩相当量 | ー | 2.4g |
カリウム | ー | 1804mg |
カルシウム | ー | 426mg |
鉄 | ー | 3.8mg |
ビタミンA | ー | 471μg |
ビタミンB1 | ー | 0.44mg |
ビタミンB2 | ー | 0.67mg |
ビタミンC | ー | 112mg |
ビタミンD | ー | 1.5μg |
葉酸 | ー | 192μg |
【冬】いもチーごはん&飛鳥鍋
①いもチーごはん
|
[材料・分量] (1人分)
|
作り方
1.米は酒と水を加え炊く。
2.じゃがいもは1cmのさいの目に切り、170℃の油で揚げる。
3.炊いたごはんに2と1cmのさいの目に切ったプロセスチーズを混ぜ、盛り付けたら、黒ごまを振りかける。
②飛鳥鍋
|
[材料・分量] (1人分)
|
作り方
1.鶏もも肉は一口大に切り、ざるに入れ、熱湯をかける。
2.にんじんは花型、じゃがいもは1cm厚さの半月切り、チンゲン菜は4つ割りにする。
3.厚手の土鍋にだし汁、牛乳を合わせて温め、みそを溶き入れる。
4.1、2の材料とぶなしめじを加え、火が通るまで煮る。
③卯の花コロッケ
|
[材料・分量] (1人分)
|
作り方
1.ごぼう、にんじん、水に戻したきくらげは1cmの千切りにする。
2.鍋で油を熱し、鶏ひき肉を炒めたら、おからと1を加え炒める。
3.だし汁と砂糖、しょうゆ、塩を加えて煮含め、最後に枝豆を加える。
4.3を2つに分け、ボウル状に形を整え、小麦粉、溶き卵、パン粉の順につけ、180℃の油できつね色に揚げる。
5.器に盛りつけ、リーフレタスと飾り切りにしたラディッシュを添える。
④かぶの酢の物
|
[材料・分量] (1人分)
|
作り方
1.かぶは皮をむき、いちょう切りにして、塩を振り、洗い流して絞る。
2.かぶの葉はみじん切りにして塩を振り、洗い流して絞る。
3.酢、砂糖、塩、唐辛子を合わせた調味液で1、2を和え、薄く千切りにしたゆず皮を加え、器に盛り付ける。
⑤キウイフルーツ
|
[材料・分量] (1人分)
|
作り方
1.キウイフルーツは半分に切り、器に盛り付ける。