ふくおかの食で
健康メニュー
【冬】焼き餃子&鶏ひき肉団子のスープ
- ライフステージ
- 高齢期
- 健康課題
- 低栄養・ロコモティブシンドローム
- ①焼き餃子
- ②鶏ひき肉団子のスープ
- ③山芋のあめ炊き
- ④白飯
- ⑤杏仁豆腐
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健康豆知識
【各ライフステージにおける健康課題や食習慣について】
・高齢者は年齢が上がるにつれて、低栄養の人の割合が増えます。これは全体の食事摂取量が低下するだけでなく、多くの栄養素や食品群の摂取量が低下していることが報告されています。
・肉類、魚介類、卵類、牛乳、大豆製品、緑黄色野菜類、海藻類、果物、いも類、および油脂類の10食品群の摂取頻度を評価した「食品摂取の多様性スコア(DVS)」を用いた研究では、DVSが高いほど、骨格筋量が多く、身体機能が高いことが示されました。
・多様な食品を摂取することが、高齢期のサルコペニア(筋肉減少症)やフレイル(虚弱)を予防に繋がり、健康寿命を延ばす可能性が期待されます。
【献立のポイントと福岡県産食材の紹介】
・本献立は、低栄養やロコモティブシンドロームの予防や改善を目的としてたんぱく質、1日の約1/3のカルシウム等を摂取できるように工夫されています。
・白菜の大部分は水分ですが、ビタミンC、カルシウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラル類を含みます。特に利尿作用、塩分を排出する働きがあるカリウムを含み、高血圧予防にも役立ちます。
・にらはカロテン、ビタミンB2、C、カルシウムやカリウムなどを豊富に含む緑黄色野菜です。にら特有の強い香りのアリシンは、ビタミンB1の吸収率をアップし、糖分の分解を促進し、ビタミンB群を多く含む食材との相性が良いです。
栄養価
栄養素 | ー1食当たりの摂取基準 | 本メニュー1食当たりで摂取できる量 |
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エネルギー量 | ー | 865kcal |
たんぱく質 | ー | 29.0g |
脂質 | ー | 21.1g |
炭水化物 | ー | 139.8g |
飽和脂肪酸 | ー | 5.99g |
食物繊維 | ー | 7.1g |
食塩相当量 | ー | 2.2g |
カリウム | ー | 1416mg |
カルシウム | ー | 212mg |
鉄 | ー | 2.8mg |
ビタミンA | ー | 286μg |
ビタミンB1 | ー | 0.84mg |
ビタミンB2 | ー | 0.48mg |
ビタミンC | ー | 41mg |
ビタミンD | ー | 0.8μg |
葉酸 | ー | 117μg |
【冬】焼き餃子&鶏ひき肉団子のスープ
①焼き餃子
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[材料・分量] (1人分)
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作り方
1.白菜はゆでて水気を切り、みじんに切る。にらはみじん切りにする。
2.豚ひき肉に白ねぎ、白菜、にら、しょうが、もどしたしいたけのみじん切りを加え、調味料(塩、しょうゆ、酒、ごま油)を入れて混ぜ合わせる。
3.餃子の皮で2を包む。
4.フライパンに油を入れ、弱火にして3を並べ、焦げ目がついたら、少量の熱湯を加えて蓋をし、動かしながら蒸し焼きにする。
5.減塩しょうゆに練り辛子または辣油(ラー油)を添える。
②鶏ひき肉団子のスープ
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[材料・分量] (1人分)
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作り方
1.鶏ひき肉に塩、こしょう、卵白、牛乳を混ぜてよくすり混ぜ、2cm大の団子を作る。
2.鍋にスープを沸騰させ1を入れてゆでる。
3.ねぎ、にんじんは短冊、もどしたしいたけ、たけのこ、白菜は薄くそぎ切り、豆腐は一口大に煮切る。
4.鍋に油を入れて3を炒め、2のスープと調味料(豆板醤、塩、魚醤、砂糖)を加える。やわらかくなったら豆腐と鶏団子を入れて少し煮込んで水溶き片栗粉を入れ、ごま油と辣油(ラー油)を加え、三つ葉を飾る。
③山芋のあめ炊き
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[材料・分量] (1人分)
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作り方
1.山芋は皮をむいて少し長めの乱切りにして水にさらす。
2.160℃の揚げ油に1を入れて揚げる。
3.鍋にBを入れて火にかけ、糸を引く程度に煮詰まったら山芋を入れてあめを全体に絡めて、油を塗った皿に盛る。
④白飯
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[材料・分量] (1人分)
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作り方
1.洗米し、水を加えて炊く。
⑤杏仁豆腐
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[材料・分量] (1人分)
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作り方
1.寒天は水(分量外)で戻し、水を加えて火にかけ、溶けたら砂糖を加える。3/4くらいの量になるまで煮詰めて、杏仁霜、牛乳を混ぜ、器に盛り冷やし固める。
2.シロップは、砂糖と水を火にかけ、沸騰したらレモン汁を加える。
3.1にシロップを注ぎ、レモン、プルーン、キウイフルーツを飾る。