ふくおかの食で
健康メニュー
【春】かしわめし&ブロッコリーと豚肉の甘しょうゆ炒め
- ライフステージ
- 高齢期
- 健康課題
- 低栄養・ロコモティブシンドローム
- ①かしわめし
- ②ブロッコリーと豚肉の甘しょうゆ炒め
- ③菜の花のからし和え
- ④鯛の潮汁
- ⑤あまおうとオレンジ
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健康豆知識
【各ライフステージにおける健康課題や食習慣について】
加齢や疾患に伴い、口腔機能は低下します。口腔機能には、かみ砕く(咀嚼)、飲み込む(嚥下)、唾液を分泌する、言葉を発する、表情を表すなどが含まれます。
口腔機能が低下すると、栄養が十分に摂れなくなり、体力や免疫力の低下につながり、感染症にもかかりやすくなります。嚥下機能が低下すると、誤嚥しやすくなり誤嚥性肺炎の引き金になることがあります。また、食事や会話に支障をきたし、外出や人との付き合いがおっくうになり、家に閉じこもりがちになります。不活発な生活が長く続くと、体力とともに脳も衰え、認知機能の低下にもつながります。
口腔機能を維持するための口腔ケアには、歯や口を清潔かつ健康に保つための器質的口腔ケアと、唾液の分泌を促したり舌・口唇・頬などの機能を保つための機能的口腔ケアがあります。(e-ヘルスネット)
【献立のポイントと福岡県産食材の紹介】
本献立は、低栄養やロコモティブシンドロームの予防や改善を目的としてたんぱく質、1日の1/3のカルシウム等を摂取できるように工夫されています。
菜の花はビタミンC、 B1、B2、葉酸、カルシウム鉄などのミネラル類を多く含みます。さらに、ビタミンE、β-カロテン、辛み成分のアリルイソチオシアネートなど抗酸化作用がある成分も揃っており、相乗効果が期待できます。
いちごはビタミンCを豊富に含み、中粒7粒で1日の必要量を満たします。カリウム、葉酸、腸内環境を整える作用がある食物繊維のペクチン、貧血予防に役立つ葉酸、虫歯予防効果があるキシリトール、抗酸化作用が高いフラボノイドも含まれています。
栄養価
栄養素 | 高齢期1食当たりの摂取基準 | 本メニュー1食当たりで摂取できる量 |
---|---|---|
エネルギー量 | ー | 875kcal |
たんぱく質 | ー | 37.1g |
脂質 | ー | 31.8g |
炭水化物 | ー | 104.2g |
飽和脂肪酸 | ー | 10.62g |
食物繊維 | ー | 9.6g |
食塩相当量 | ー | 3.0g |
カリウム | ー | 1625mg |
カルシウム | ー | 214mg |
鉄 | ー | 4.9mg |
ビタミンA | ー | 263μg |
ビタミンB1 | ー | 0.80mg |
ビタミンB2 | ー | 0.61mg |
ビタミンC | ー | 227mg |
ビタミンD | ー | 4.0μg |
葉酸 | ー | 477μg |
【春】かしわめし&ブロッコリーと豚肉の甘しょうゆ炒め
①かしわめし
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[材料・分量] (1人分)
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作り方
1.米は洗ってだし汁につけ、30分から1時間おく。
2.水で戻したしいたけとにんじんはせん切り、ごぼうはささがき、油揚げは短冊切り、鶏肉は一口大に切って、しょうゆと酒で下味をつける。
3.1に調味料①~④と2を加えて炊く。
4.炊きあがったらご飯と具を混ぜ合わせる。
5.器に盛り、切りのりとみつばを飾る。
②ブロッコリーと豚肉の甘しょうゆ炒め
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[材料・分量] (1人分)
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作り方
1.豚肉に*で下味をつける。
2.ブロッコリーを軽くゆでる。
3.鍋にごま油、1、斜め切りした長ねぎを入れて炒め、はちみつ、薄口しょうゆを加えてからめる。
4.ブロッコリーを入れて酒をふり、ふたをして1分ほど蒸し、全体を炒め合わせる。
③菜の花のからし和え
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[材料・分量] (1人分)
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作り方
1.菜の花をゆでる。パプリカはせん切りにする。
2.1を*の調味料で和え、器に盛る。
④鯛の潮汁
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[材料・分量] (1人分)
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作り方
1.マダイに塩(分量外)をふり、10分おく。
2.鍋に分量外の水を沸かし、マダイを入れてさっとゆでて水にとり、うろこなどをとる。
3.鍋に昆布だしと1を入れ、沸騰後、弱火で15分ほど煮る。
4.調味料を加えて味をととのえ器に盛り、かいわれ大根をのせる。
⑤あまおうとオレンジ
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[材料・分量] (1人分)
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作り方
1.あまおう、オレンジは食べやすい大きさに切り器に盛る。