ふくおかの食で
健康メニュー

・水産庁の報告によると平成18年に肉の摂取が魚の摂取を上回り、1～19歳では魚介類の摂取量が2割以上減少したとされています。子どもの魚離れの理由として、「骨があるから」、「食べるのが面倒」、「食べるのに時間がかかる」、「においが嫌い」などが挙げられています。骨があってもよく噛むことで気にならない、また、下処理によってにおいを取り除く配慮などが必要です。今回は、夏の魚のキスを利用しています。
・魚に含まれるDHAやEPAをはじめとした有効成分を子どものうちから積極的に取り入れる必要があります。また、この「ごま揚げ」は、保育園の“食べ残し”が出ない人気メニューです。
・ぶなしめじには、グルタミン酸、グアニル酸などの旨味成分を含むのでいろいろな料理に組み合わせて利用すると旨味が増します。シメジキニナーゼは、たんぱく質分解酵素であるため、消化を助ける働きのほか、血圧上昇抑制作用が報告されています。
・キャベツの抽出物から消化性潰瘍を治癒する因子が確認され、ビタミンU（キャベジン）と命名されています。また、キャベツには白血球の増加を助ける成分などさまざまな有効成分が報告されており、キャベツの中に含まれる成分は互いに影響し合い生理活性成分を生み出していると考えられています。
・野菜やきのこ、果物などの食物を多種類組み合わせることで、これらの効果はさらに増加すると考えられます。