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健康メニュー
【冬】高野豆腐のハムカツ&鮭の中骨肉団子と白菜スープ
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- 健康課題
- 健康的な発育・発達の栄養摂取
- ①高野豆腐のハムカツ
- ②ほうれん草のごま和え
- ③鮭の中骨肉団子と白菜スープ
- ④ごはん(幼児期用)
- ⑤みかん
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健康豆知識
・鶏肉に含まれるビタミンB2は、子どもに必要な栄養です。ビタミンB2は三大栄養素をエネルギーに変えるのに必須の成分で、皮膚や爪や髪の細胞の再生など成長の促進に効果があるとされています。
・野菜や果物などの食物を多種類組み合わせることで、これらの効果はさらに増加すると考えられます。
・ほうれん草は、ビタミンCや、ビタミンCと摂取すると吸収率が高まると言われる鉄の両方を豊富に含んでいます。鉄が不足すると顔色が悪い、疲れやすい、口内炎ができやすくなったりします。これらの症状を予防できる食材として、ほうれん草は効果的と考えられます。
・にんじんにはカリウムやカルシウムなどが豊富に含まれています。幼児期にカルシウムを豊富に含むにんじんを摂取することで、骨や歯の強化に効果的と考えられます。
・たまねぎには、血栓予防や殺菌作用などさまざまな作用が報告されています。冬の時期はインフルエンザなどの感染症が流行します。感染症に弱い子どもたちには、積極的に利用したい野菜です。
・みかんのオレンジ色の色素成分βークリプトキサンチンは、βカロテンの5倍のガン予防効果があると言われています。白い筋に含まれるのはポリフェノールのスぺリジンで、スぺリジンは毛細血管を強くする効果があります。また、豊富なビタミンCは風邪予防の効果があるといわれています。
栄養価
栄養素 | 幼児期1食当たりの摂取基準 | 本メニュー1食当たりで摂取できる量 |
---|---|---|
エネルギー量 | 414kcal | 456kcal |
たんぱく質 | 13%~20% | 20.1% |
脂質 | 20%~30% | 30.5% |
炭水化物 | 50%~65% | 51.9% |
鉄 | 1.8mg | 6.0mg |
野菜 | 90g | 101g |
カルシウム | 191mg | 240mg |
【冬】高野豆腐のハムカツ&鮭の中骨肉団子と白菜スープ
①高野豆腐のハムカツ
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[材料・分量] (1人分)
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作り方
1.高野豆腐を水で戻し、1枚を半分の厚さに切る。
2.1の高野豆腐の内側にマヨネーズを塗る。サンドイッチを作るようにスライスチーズ、ロースハムを挟み、高野豆腐を合わせる。
3.2に小麦粉、卵、パン粉の順番で衣をつける。
4.油を加熱し3を揚げる。揚げてから1枚を4分の1に切り、そのうちの2分の1を盛り付ける。
※1枚の高野豆腐で2人分できます。
5.トマトケチャップとウスターソースを合わせ4にかける。
②ほうれん草のごま和え
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[材料・分量] (1人分)
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作り方
1.にんじんを千切りにしておく。もやしは根を切る。ほうれん草、もやしは下ゆでする。千切りにしたにんじんも軽くゆでる。
2.1のほうれん草は2cmの長さに切り、水気をしぼる。もやしも長ければ2cmの長さに切り水気をしぼる。
3.砂糖、しょうゆ、ごまを合わせ、ゆでた野菜を入れて混ぜる。
③鮭の中骨肉団子と白菜スープ
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[材料・分量] (1人分)
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作り方
1.白菜、にんじんを拍子切りにする。しめじは、石づきを取り除いておく。たまねぎはみじん切りにする。
2.鮭の中骨水煮はすり鉢ですりつぶし、つぶれたら、鶏ひき肉、すりおろしたしょうが、たまねぎを入れよく混ぜる。さらに片栗粉を入れて混ぜる。
3.鶏がらだしにあさりの水煮、野菜としめじを入れて火が通ったら、2を団子にして入れる。沸騰し、団子が固まったら、塩、こしょう、しょうゆで味を調える。
4.※鮭の中骨缶には、1缶で牛乳1.4L分の約1500mgのカルシウムが含まれます。牛乳が苦手な(または食物アレルギーなど)子どものカルシウム摂取に活用できます。また旨味も多く、すり潰していろいろな料理に取り入れるとよいです。
④ごはん(幼児期用)
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[材料・分量] (1人分)
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作り方
1.米を洗米し、既定の水で30分浸漬し炊飯する。
⑤みかん
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[材料・分量] (1人分)
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作り方
1.みかんを洗って皿に盛る。
※寒い冬にはビタミンCたっぷりのみかんを食べて、風邪を予防しましょう。ビタミンCには、免疫力を高め、コラーゲン合成や細胞の修復を助ける働きがあります。