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【冬】野菜たっぷり餃子&鶏レバーとこんにゃくの甘辛煮

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妊産婦期
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健康課題
胎児の正常な発育・授乳期の栄養管理

献立

  • 野菜たっぷり餃子
  • 鶏レバーとこんにゃくの甘辛煮
  • 梅風味ピクルス
  • 簡単卵入りコーンスープ
  • ごはん(妊産婦期用)
  • 博多あまおうとキウイフルーツの盛り合わせ

使用している
福岡県農林水産物

  • 若鶏レバー
  • こんにゃく
  • しょうが
  • カリフラワー
  • きゅうり
  • 牛乳
  • パセリ
  • キャベツ
  • 小ねぎ
  • にら
  • みつば
  • 干ししいたけ
  • しょうが
  • 豚ひき肉
  • あまおう(いちご)
  • キウイフルーツ

健康豆知識

・妊娠中の栄養は、母体の必要量に加えて、胎児や胎盤の発育、子宮や乳腺などの発達、血液の増産や体重増加などにより必要量が増加します。食事摂取基準では、これらの身体的・栄養学的特徴から、妊娠期では葉酸、ビタミンK、ビタミンDは通常の約2倍、鉄は約3倍の量を摂取することを推奨しています。
・妊娠初期には葉酸摂取が欠かせませんが、つわりにより、思うように食が進みません。このメニューは、福岡の冬の食材を利用して、葉酸や鉄に配慮しながら、つわりのある妊婦にさっぱりとした食事を提案しています。
・キャベツはキャベジン(ビタミンU)を含んでいます。キャベジンには胃腸を丈夫にする働きがあります。また、ビタミンやミネラルも多く含んでおり、多くの栄養素を摂取することができます。胃酸の分泌を高め、ビタミンB12の吸収を増加する効果があるとされています。
・鶏レバーはヘム鉄を多く含んでいます。ヘム鉄を多く含むレバーは吸収されやすく、鉄の給源としては最適です。ビタミンA、B群、葉酸、銅、亜鉛も含みます。
・にんにくには強い抗酸化作用があります。にんにくに含まれるアリシンは、スコルジニンという成分とともにビタミンB1の効果を高め、疲労回復、体力増強、血行促進の効果などがあるといわれています。
・カリフラワーにはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは抗酸化作用があり、母子を感染症などから守る効果が期待されます。また、食物繊維も豊富で、便秘に悩まされやすい妊産婦に効果的と考えられます。
・いちごはビタミンCが豊富です。ビタミンCは抗酸化作用があります。また、葉酸を含んでいます。いちごは洗うだけで食べられ、さっぱりしているので、つわりの時など食べやすい食材です。

栄養価

栄養素 妊産婦期1食当たりの摂取基準 本メニュー1食当たりで摂取できる量
エネルギー量 817kcal 816kcal
たんぱく質 13%~20% 17.5%
脂質 20%~30% 22.9%
炭水化物 50%~65% 59.6%
3.3mg 5.0mg
野菜量 120g 181g
カルシウム 217mg 180mg

【冬】野菜たっぷり餃子&鶏レバーとこんにゃくの甘辛煮

野菜たっぷり餃子

[材料・分量] (1人分)

キャベツ
40g
小ねぎ
5g
にら
10g
みつば
10g
干ししいたけ
2g
しょうが
3g
0.3g
豚ひき肉
40g
こしょう
少々
濃口しょうゆ(下味用)
2g
ごま油
1g
片栗粉
1g
餃子の皮
48g
小麦粉
1g
サラダ油
3g
酢(酢しょうゆ用)
5g
濃口しょうゆ(酢しょうゆ用)
3g

作り方

1.キャベツはゆでて、みじん切りにし水気をしぼる。小ねぎ、にら、みつばは小口切りにする。干ししいたけは水に戻しみじん切りにする。しょうがはすり下ろしておく。
2.ボウルに1と塩を入れよくもみ、野菜をしんなりさせる。
3.2に豚ひき肉、しょうがを入れ混ぜ合わせる。さらに、こしょう、しょうゆを入れ、下味をつける。
4.3にごま油を入れ香り付けをし、片栗粉を混ぜ合わせ焼いた時の肉汁を閉じ込める。
5.餃子の皮で4のタネを包み、小麦粉をふったバットに並べる。
6.フライパンに油を引き、餃子を並べ焼く。焼き目が付いたら差し水※をし蓋をして蒸し焼きにする。水がなくなったら蓋を開け、焼き目を調整する。 ※差し水は、強火で餃子を焼く場合は、餃子の半分程度の水、中火で焼く場合は4分の1程度が目安。
7.酢としょうゆをあわせて添える。

鶏レバーとこんにゃくの甘辛煮

[材料・分量] (1人分)

若鶏レバー
35g
0.5g
こんにゃく
35g
にんにく
2g
しょうが
2g
サラダ油
2g
砂糖
3g
濃口しょうゆ
3g
3g
唐辛子
0.1g
ごま
1g

作り方

1.鶏レバーは、脂肪や筋を取り除き一口大に切る。沸騰したお湯に塩を入れ5分ほど炊きザルにあげる。
2.こんにゃくは、鶏レバーと同じ大きさにちぎる。沸騰した湯に入れ下ゆでする。
3.にんにく、しょうがをみじん切りにする。フライパンに油とにんにく、しょうが、1を入れ、1に焼き色が付くまで炒める。さらにこんにゃくを入れて炒める。
4.3に水(分量外:具にかぶる程度)、砂糖、しょうゆ、酒、唐辛子、ごまを入れて水気がなくなるまで炒め煮にする。
5.※レバーは鉄の摂取には欠かせませんが、ビタミンAを非常に多く含むため、妊娠初期の胎児の細胞分化の進む段階では摂取に注意が必要です。少量ずつを頻回に摂取することをおすすします。

梅風味ピクルス

[材料・分量] (1人分)

カリフラワー
30g
きゅうり
40g
梅酢
3g
砂糖
1g
5g

作り方

1.カリフラワーを一口大に切り、下ゆでする。きゅうりは、スティック状に切る。
2.梅酢(果肉入り)、砂糖、酢を合わせる。
3.1と2を混ぜ合わせる。

簡単卵入りコーンスープ

[材料・分量] (1人分)

コーンクリーム(缶)
35g
鶏がらだし
80g
牛乳
50g
0.5g
15g
ロースハム
5g
パセリ
1g

作り方

1.コーンクリームは粒があればミキサーにかける。
2.鶏がらだしに1を入れ加熱する。沸騰したら牛乳を入れ、吹きこぼれないように気をつけながらかき混ぜる。味見をしながら塩で味を調える。
3.ロースハム、パセリをみじん切りにする。卵を溶く。
4.2に卵を回し入れる(かき玉汁のように)。器に注ぎ、ロースハムとパセリで飾り付ける。

ごはん(妊産婦期用)

[材料・分量] (1人分)

70g
105g

作り方

1.米を洗米し、既定の水で30分浸漬し炊飯する。

博多あまおうとキウイフルーツの盛り合わせ

[材料・分量] (1人分)

あまおう(いちご)
20g
キウイフルーツ
30g

作り方

1.いちごは洗い半分に切る。キウイは皮をむき輪切りにする。皿に盛り合わせる。

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