ふくおかの食で
健康メニュー
【秋】むかごごはん&煮込みハンバーグ
- ライフステージ
- 幼児期とその家族
- 健康課題
- 健康的な発育・発達の栄養摂取
- ①むかごごはん
- ②煮込みハンバーグ
- ③なすとトマトのスープ
- ④さつまいもスティック
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健康豆知識
【各ライフステージにおける健康課題や食習慣について】
子どもの発達と食習慣形成
乳児は食べ物でないものでも目の前にあるものであれば口にもってきて食べようとします。しかし、甘味のあるものは口にしますが、酸味や苦味を感じるものは吐き出します。これは酸味は腐敗しているもの、苦味は毒を含むものが多いからです。幼児になると食べ物とそうでない物が存在することを学習して、目の前にあるものをすぐに口にもってくるよりもむしろ敬遠する行動をとります。これは新奇性恐怖といって食べてはいけないものに対する防御反応と思われます。
子どもと一緒に食事をすることで親が目の前で食べているものは大丈夫だと認識し、新奇性恐怖は徐々に低減していきます。これをモデリング効果といいます。子どもは食べる機会が多いとその食べ物への嗜好が形成されやすいので、健康的な食生活を最初から営むことが大事です。また幼児は周囲の子供の食傾向に同調しやすい行動を取りますので、健康的な食習慣を身に着けている子どもさんと共食することで、いい影響を受けることができます。
【献立のポイントと福岡県産食材の紹介】
幼児とその家族に大人向けのアレンジを加えました。幼児の成長に必要な良質なたんぱく質、脂質、食物繊維、鉄に考慮しました。幼児期は1~1歳半で手づかみ食べ、2歳以降はスプーンやフォークで扱いやすいものを与え、手や食具で食べる練習を始めます。そのため、その時期に手づかみ食べやすいスティック状やフォークでさせるような一口サイズのものを用意します。今回はさつまいもスティックやハンバーグ、付け合わせを用意し、自分で食べる意欲を持つような献立を工夫しました。
主食はむかごご飯、主菜は煮込みハンバーグ、付け合わせに紅葉型のにんじん、銀杏型のかぶを添え秋らしく仕上げました。デザートには旬真っ盛りのさつまいもスティックをつけました。大人向けのアレンジとして、量を多くすれば、十分満足できる献立になっています。
栄養価
栄養素 | ー1食当たりの摂取基準 | 本メニュー1食当たりで摂取できる量 |
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エネルギー量 | ー | 456kcal |
たんぱく質 | ー | 14.7g |
脂質 | ー | 15.2g |
炭水化物 | ー | 63.1g |
飽和脂肪酸 | ー | 3.50g |
食物繊維 | ー | 5.0g |
食塩相当量 | ー | 1.7g |
カリウム | ー | 917mg |
カルシウム | ー | 77mg |
鉄 | ー | 2.1mg |
ビタミンA | ー | 167μg |
ビタミンB1 | ー | 0.35mg |
ビタミンB2 | ー | 0.26mg |
ビタミンC | ー | 49mg |
ビタミンD | ー | 1.3μg |
葉酸 | ー | 109μg |
【秋】むかごごはん&煮込みハンバーグ
①むかごごはん
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[材料・分量] (1人分)
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作り方
1.※分量は、幼児期のお子様1人分です。大人の方は分量を調整してください。
2.米を洗い、分量の水と酒、むかごを加えて炊く。
3.しらすはお湯をさっと通し、1が炊き上がったら混ぜ込む。
②煮込みハンバーグ
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[材料・分量] (1人分)
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作り方
1.※分量は、幼児期のお子様1人分です。大人の方は分量を調整してください。
2.木綿豆腐は水切りする。たまねぎ、しょうがはみじんに切る。
3.合ひき肉をボールの中でこね、1と塩を加えてしっかりこね、丸めておく。
4.フライパンに油を敷き、2の両面を焼き、洋風だし50g、塩、ケチャップを加え、煮詰める。
5.にんじんは紅葉、かぶは銀杏に抜き、ブロッコリーは小房にし、洋風だし50gで煮ておく。
6.3を器に盛り、4を添える。
③なすとトマトのスープ
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[材料・分量] (1人分)
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作り方
1.※分量は、幼児期のお子様1人分です。大人の方は分量を調整してください。
2.なすはいちょう切り、ミニトマトは半分に切る。
3.鶏がらだしに1を加え、10分煮込む。
4.塩を加え、味を調える。
④さつまいもスティック
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[材料・分量] (1人分)
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作り方
1.※分量は、幼児期のお子様1人分です。大人の方は分量を調整してください。
2.さつまいもは拍子に切り、160℃の油でゆっくり揚げる。