ふくおかの食で
健康メニュー

【各ライフステージにおける健康課題や食習慣について】
子どもの肥満予防には
子どもを肥満には親の影響が関与しています。たとえば親の食べ物の好みが子どもに引き継がれやすく、親が肥満になりやすい食生活を続けていれば、子どももまたそのような食生活にさらされてしまいます。体重管理のため特定の食べ物を親が禁止すると、かえって子どもはその食べ物を欲しがることがあり、全面禁止をせずに、徐々に食べる回数を減らすなどの工夫が大切です。親自身が運動不足だとその傾向が子どもにも伝わりやすくなり、子どもも運動不足になります。肥満予防にはまずバランスがとれた食事を用意することです。ポテトチップス、炭酸飲料、ファストフードなどの高カロリーや糖分が多いものは過剰に摂取しないことが大切です。人は本来、一日の大半を座るような体の作りになっていないため、体を動かす事が基本です。

【献立のポイントと福岡県産食材の紹介】
幼児とその家族に大人向けアレンジを加えました。幼児の成長に必要な良質なたんぱく質、脂質、食物繊維、カルシウム、減塩に配慮しました。
主食のリゾットは軟飯を和風だしで煮て、最後に粉チーズを混ぜ、仕上げました。にんじんやパセリを彩りとして加え、かわいく型抜きしました。主菜は福岡県で漁獲量が多い鯛を使用し、焼いてマリネしました。マリネ液は幼児が食べやすいように酸味をマイルドに仕上げました。デザートは秋が旬の福岡県産さつまいもを使用し、リンゴと一緒に甘煮しました。さつまいもには食物繊維やビタミンCが多く、そのビタミンCはでんぷんで保護されているため、加熱しても壊れにくいのが特徴です。大人のアレンジとしては、リゾットには魚介類など食材を増やしたり、マリネは唐辛子の辛みやビネガーの酸味を効かせたりしましょう。

※軟飯とは？
まだ噛む力が未熟な赤ちゃん（1歳～1歳半）に合わせたやわらかめのご飯です。米から炊く場合は米に水2～3の割合で炊きます。炊いたごはんと同量程度の水を加え、電子レンジで加熱しても作れます。（様子をみながら2～3分）