ふくおかの食で
健康メニュー

【各ライフステージにおける健康課題や食習慣について】
・メタボリックシンドロームの診断には、まずウエスト周囲径（おへその高さの腹囲）を測定します。男性で85cm、女性で90cmを超えている場合は、内臓脂肪面積が100cm2を上回っていることが推定されます。
・さらに、脂質異常症、高血圧、高血糖の3つの項目のうち、2つ以上が基準値を外れていれば、メタボリックシンドロームと診断されます。メタボリックシンドロームの患者さんは、動脈硬化が進展しやすく、心筋梗塞や脳梗塞を起こす危険性が高くなります。
・メタボリックシンドロームの改善には、内臓脂肪を減らす必要がありますが、そのためには食生活の改善と適度な運動により、体重を減らすことが重要です。

【献立に使用した福岡県産食材の紹介】
・主食のライ麦パンは、一般的な食パンに比べ、鉄、カリウム、マグネシウムなどのミネラルやビタミンＢ1が豊富に含まれており、特に食物繊維は約2倍と多く、満腹感を持続させることができます。
・主菜は、鉄やビタミンＡが豊富な鶏レバーを用いて、にんにくや香草のバジルでレバー特有の臭みを消し、食べやすく仕上げました。くるみなどの種実類は、抗酸化作用のあるビタミンＥを豊富に含んでいます。
・副菜は、じゃがいもとズッキーニを用いてアヒージョ風に仕上げました。肥満予防のために料理に使用する油には、飽和脂肪酸の少ない植物性のオリーブオイルなどをお勧めします。
・スープは、にんじんやトマトなどの緑黄色野菜とヨーグルトの酸味を加えて仕上げました。緑黄色野菜には、生活習慣病予防に役立つビタミンＣや食物繊維も豊富に含まれますので、積極的に摂りましょう。
・デザートは、旬のぶどうを使用しました。